先日、博多の街がジャズに染まる一大イベント「中洲JAZZ 2026」に2日連続で参戦してきました!
今回の一番のお目当ては、なんといってもTOKUさんのステージです。

実はTOKUさん、私の隣県である新潟県のご出身で、年齢も近い同世代。 何を隠そう、私自身も元吹奏楽部ということもあり、勝手に強烈な親近感を抱いています(笑)。
TOKUといえば、「日本唯一のヴォーカリスト&フリューゲルホーンプレーヤー」。
皆様、フリューゲルホーンという楽器をご存じでしょうか? トランペットやコルネットと同系統の楽器ですが、一番の特徴は「柔らかく、甘い音色」。どこか郷愁を誘うような温かいトーンで、夜風の中で聴くと心がじんわり包み込まれるような魅力があります。

そんなこともあって、今回の中州 JAZZはかなり楽しみにしていました。
2日連続だからこそ楽しめた「対照的な2つのステージ」
中洲JAZZの常連であるTOKUさん。 これまで何度も見に行こうとしては仕事の都合や悪天候に阻まれ……昨年ついに念願が叶い、今年で2回目の参戦となりましたが、今回は贅沢にも2日連続で堪能することができました!

2日間通ったからこそ堪能できたのが、そのステージ構成の違いです。
1日目: 若手のHIMIさんを迎えた、少しポップで軽快なステージ!
2日目: ピアノは石井彰さん、ドラムは田中徳崇さん。そしてベースには、日本のジャズ界を長く支えてきた金澤英明さん。豪華なトリオをバックにしたTOKUのステージです。熟練のプレイヤーたちが紡ぎ出す音の掛け合いは、まさに極上の「大人のジャズ」でした!
さらに終盤には、1日目に続いてSHIHOさんがステージに登場(笑)! 会場のボルテージは最高潮に達し、大盛り上がりの展開となりました。

ライブ途中に雲行きが怪しくなりましたがなんとか小雨で持ちこたえ、アンコールで披露された名曲『Fly Me to the Moon』に大・大満足の夜となりました。
夜の中洲にジャズが流れている。
それだけでも、なんだか福岡らしくていいなあと思います。
ステージの上だけではない裏方の仕事
今回のNAKASU JAZZでは、演奏そのものだけではなく、少し違ったところにも目がいきました。
中州JAZZは、中洲の街なかにいくつものステージを設けて開催される大規模なイベントです。
実際に公道も使われ、開催時間帯には道路が歩行者用道路になります。
行政書士という立場から見ても、こうしたイベントを開催するまでには、道路使用に関する手続きをはじめ、さまざまな準備や関係各所との調整があったのだろうと思います。
実際、会場周辺ではパトカーが待機し、会場のあちこちには警備の方々が細かく配置されていました。
ステージの上では、ミュージシャンが素晴らしい演奏を披露しています。でも、そのすぐ外側では、たくさんの人が安全にイベントを楽しめるように動いている。
そんな光景を見ていると、華やかなステージというのは、決してステージの上だけで成り立っているものではないんだな、と改めて感じます。
TOKUが演奏を止めた瞬間
1日目には、こんな場面もありました。
曲が始まってわりとすぐに、TOKUが演奏を止めました。
「どうしたんだろう?」
そう思っていると、客席の前方で体調を崩された方がいらっしゃったようで、救護の方々がすぐに駆けつけました。あれだけたくさんの人がいる中で、ステージから客席前方の異変に気づいたTOKUもすごい。そして、すぐに動いた救護の方々と運営の対応も見事でした。
ステージでは華やかな音楽が流れている。その一方で、客席では一人ひとりの安全を見守っている人がいる。何かあったときには、すぐに対応できるように準備している人がいる。そんな「見えない仕事」があるからこそ、私たちは安心して音楽を楽しむことができます。
設営・警備・許認可……現場を創り上げる裏方への敬意
行政書士という立場から見ても、公道を使ってステージを設置し、道路を通行止めにして開催するこれだけの大規模イベントですから、道路使用に関する手続きをはじめ、開催に向けた関係各所との調整は膨大だったはずです。
実際、会場周辺にはパトカーが待機し、あちこちに警備の方々が細かく配置され、誘導のTシャツスタッフも大勢奔走していました。ステージの外側で安全を守る大勢のスタッフがいて初めて、あの素晴らしい演奏が成り立っているのだと改めて感じます。
私自身、行政書士になる前はOA・AV機器のレンタルやステージ設営といった現場の裏方をしていました。 だからこそ、あの音響や照明、ステージの仕込みや撤収、現場スタッフのご苦労が痛いほどよく分かります。
このクオリティの安全なイベントが「無料」で提供されていることの凄さには、ただただ頭が下がります。公式Tシャツなどの物販を購入して、この素晴らしい音楽文化をみんなで応援していきたいですね。
1日目のくら寿司、2日目の宝雲亭で感じた「人の力」
1日目の夜:くら寿司での心温まる出来事
ところで、ライブの余韻と興奮が冷めやらぬ中で向かったグルメも、今回の思い出深い出来事のひとつです。
1日目は、楽しみにしていた「ちいかわコラボ」が中止になってしまい残念がりつつ、くら寿司へ。 カニの軍艦を頼んだはずが、なぜか「ウナギ」が運ばれてくるという小さなハプニングが発生(笑)。
店員さんを呼ぶと対応してくれたのは外国人スタッフの方でした。 その対応が本当に丁寧で、きれいな言葉遣いとともに、とても心地よい接客をしていただき、一気に晴れやかな気持ちになりました。
2日目の夜:博多駅『宝雲亭』で欲望解放!
2日目の終演後は、博多駅で「締めはラーメンにするか…」「いや、ぐるぐる鶏皮か…」と3回くらい本気で迷った挙句、『宝雲亭』さんへ!
店内の真っ赤な壁には、博多が生んだ著名な画家・西島伊三雄さんのポップなアートが描かれていて
『行者じゃ ぎょうじゃじゃ ぎょうざじゃ ぎょうざじゃ』という可愛らしい言葉遊びが(笑)。
欲望に抗えず、名物の一口餃子に麻辣ワンタン、甲イカとチンゲン菜の炒め物を注文。 そこに冷えたビールとハイボールを流し込む……もう最高の極みでした!(雨に降られる前に滑り込めて良かった💦)

そして、ここ宝雲亭さんでも接客してくださったのは外国人スタッフの皆さん。 くら寿司に続き、宝雲亭のスタッフの方も丁寧な言葉遣い・気遣いともにとても素晴らしかったです!
日頃から外国人の方の就労ビザや各種許認可手続きに携わっている身として、異国の地で言葉の壁を乗り越え、これほど丁寧で立派な仕事をされている姿を目の当たりにすると、本当に頭が下がる思いです。
謙虚で気持ちの良い仕事ぶりを見ていて、私たちこそ見習わなければいけないなと思わされました。
裏方で汗を流すイベントスタッフの方々、そして現場で笑顔で接客してくれる外国人スタッフの皆さん。 陰で街やイベント、お店を支えている「人」の力に深く感動した2日間となりました。
飲水思源――「井戸を掘った人を忘れない」
中国の古事に「飲水思源(いんすいしげん)」という言葉があります。「水を飲むときは、井戸を掘った人の苦労を忘れてはならない」という意味です。 1972年に日中国交正常化を実現するため訪中した田中角栄首相を、周恩来首相が迎えた際にも交わされた言葉として広く知られています。
私はこうみえて普段から、建設現場で働く方々やトラックの運転手さん、荷物を届けてくれる配達員さんには、常に心を込めて丁寧に接するよう心がけています。
高速道路などで長いトンネルをくぐるたびに、「このトンネルを作った人たちがいるんだよな」と感謝の気持ちが湧いてきます。きっと家を離れ、1年も2年も山奥に泊まり込みながら、危険で過酷な現場で掘り進めてくださったはずだからです。
華やかなステージの陰で汗を流すイベントスタッフ、安全のために動いた警察や警備の方々、お店を支える従業員の方々、社会のインフラを創り維持してくれる現場の皆さん。
そして何より、いい気分になった私を、夜遅くの深夜帯まで安全・確実に送り届けてくれる地下鉄のスタッフの皆さんも本当にありがとうございます。
私も行政書士として、誰かの暮らしや仕事を陰から支える、そんな「頼れる裏方」でありたいと、意を新たにした2日間でした。
極上の音楽と美味い酒、そしてたくさんの刺激をもらった中洲JAZZ。 また明日から、裏方の一員として皆様のお役に立てるよう業務に邁進してまいります!


