福岡市の中心地、天神。
その象徴とも言えるのが、素晴らしい音響を誇るシンフォニーホールでお馴染みの文化施設、アクロス福岡です。
アクロス福岡は県営天神中央公園に隣接しており、建物のステップガーデンは公園の緑がそのまま最上階へ続いていくようなデザインになっています。普段何気なく利用していましたが、市役所の隣ですし、市の管理だと思っていたのですが、天神中央公園は福岡県が管理する県営公園なのだそうです。
ご存知の通り、建物全体が豊かな緑に覆われた世界的にも珍しいステップ状のビルですが、実はここ、外から眺めるだけでなく、実際に上まで登ることができる「ステップガーデン」になっています。
存在は知っていても、「実際に登ったことがある」という方は意外と少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、私自身が実際にその頂上を目指して登ってみました。
30℃超えの夏日。いざ都会のオアシスへ
当日は30℃を超える快晴。
麓から見上げるだけでも緑の豊かさに圧倒されますが、一歩足を踏み入れると、そこはまるで別世界でした。

生い茂る樹木が天然の日傘となり、木陰に入ると意外なほど涼しく感じられます。道中には、壁面を静かに流れ落ちる水の演出もあり、目にも耳にも涼しさを感じさせてくれます。
案内板によると、1995年の竣工当時は76種類だった植物が、風や鳥が運んだ種が芽吹き、いまでは200種類を超える植生へと広がっているそうです。

また、案内板には「自然の山に近い景観」と記されていましたが、実際に歩いてみると、その表現も決して大げさではないと感じました。
「少し寄ってみよう」くらいの気持ちで歩き始めたものの、階段を一段ずつ登っていくと意外と運動量があります。心地よい汗をかきながら、ゆっくりと頂上を目指しました。
頂上で見つけた本物の「山頂標識」
そしてついに屋上展望台へ到着。
そこにはなんと、
「アクロス山 山頂 高さ60m」
という標識が設置されていました。

どうやら私が勝手に山扱いしていたわけではなかったようです(笑)。
頑張った先に待つ絶景
屋上からは福岡市街を一望する大パノラマが広がります。
福岡タワー や みずほPayPayドーム福岡、博多ポートタワー をはじめ、能古島 や 志賀島 まで見渡すことができます。

天神のど真ん中にいるはずなのに、見上げれば青空、耳を澄ませば飛行機の音。

都会と自然が不思議な形で共存している空間でした。
山を下りたらタイ旅行気分?
下山後は、すぐ近くの天神中央公園を散策しました。
ちょうどタイの観光イベント「アメージング・タイランドフェス2026-AMAZING THAILAND FEST 2026」が開催されており、大勢の人で賑わっていました。

そして公園内に建つのが、明治時代に建設された旧福岡県公会堂貴賓館です。
フレンチ・ルネサンス様式の美しい洋館で、以前から「いつか見学しよう」と思いながら、毎回そのまま通り過ぎてしまっています。

今回も外観を眺めるだけになってしまいましたが、次こそは館内まで見学してみたいところです。
天神の杜
皆様も天神へお出かけの際は、ぜひ歩きやすい靴で「アクロス山」に挑戦してみてください。
都会のオアシスは、想像以上に心身をリフレッシュさせてくれます。
※屋上展望台は、土日祝日(10:00〜16:00)のみ開園です
ちなみに私の事務所は「博多の杜」。
そして今回訪れたアクロス福岡は、まさに「天神の杜」でした。
同じ福岡でも、少し場所を変えるだけで新しい発見があるものですね。


